面会交流時に同居親さんはどうして別居親さんに子どもの写真を撮られるのをNGにしたいのか？

結婚も離婚もあなたの幸せのために、大阪近辺、奈良県生駒市に事務所がある、ながはまふみこ幸せ相談所です。

 

いつも、ありがとうございます。

 

面会交流で同居親さんがおっしゃることに多いのは、別居親さんに子どもの写真を撮られるのが嫌だということ。

 

支援ルールの中に、SNSにはアップしないこと、と入れておりますから、純粋に自分で子どもの写真を見て癒されたい、ということだから、なぜにそれが許されないのか・・・

 

これは、理屈ではないのです。

 

嫌で離婚した相手、子どもにとっては親であることには変わりはありません。

 

「そう、わかってます、だからこそ気が進まなくても面会交流してるんだから、写真は勘弁してください～」

「相手がかわいい子どもの写真を見ていることを考えるだけでも嫌」

 

この気持ちは、ママの方が強いでしょうね。

 

私の母は父と別れて家を出るときにできるだけ私の写真を父のところに置いておきたくなくて、ほとんどアルバムごと持って出ました。

 

ところが一冊だけ、父の手元に残っていたアルバムがあり、それをいつだったか、私の手元にきたときには、母が写っている写真は破かれていました。

 

私の父はとても母が大好きだったので、裏返しだったんだと思います。

 

母の字で、

「文子の絵が信愛幼稚園で表彰をされました」

と書いてあったんですよね。

大きな写真だったのか（撮影した当時は父が大きく引き伸ばしたんでしょう）、アルバムの一面に貼ってあったようでした。綺麗にはがしてあったのではなく、びりびりと破かれていました。

 

昔は、写真の横に説明書きをしましたよね。

 

母はいつも参観には着物を着る人でしたから、おそらく、表彰の記念に着物を着た母と絵を持った私が並んで写っていたんでしょう。不思議となんか記憶があります。

父は、母の写真を手元に置いておくのが辛かったんだと思います。

父の手元に残されていたアルバムには、私一人で写っている写真が残してあったのに、母と写っている写真はありませんでした。ほとんど母が持ち出してくれたからそんなに枚数はなかったんですが、破られた跡をみたとき、残念は残念でしたね。父の辛さも伝わりましたし。

 

父は優しい人でしたから、感情的にそんなことをして後悔したと思います。

 

たかが写真、されど写真。

 

面会交流の受理面談で、同居親さんが、別居親さんに子どもの写真を撮られるのはNGだと言ってても、面会交流を重ねていくうちに、パパとママとしての信頼を取り戻して、写真がOKになるととてもうれしいのです。

 

子どもの成長は一日一日がとても速いです。だから、離れて住んでいる親御さんと一緒にいる写真、少しでも記録を残してほしいと思います。

 

 

面会交流支援は、させてもらえばもらうほど、とても大事な責任を担っていると自負しています。

 

パパも、ママも頑張っています。その辛い胸の内聴かせてくださいね。