「きく」ということは?
2025/02/15
先日、常務理事を務めております、NPO法人ハッピーシェアリング(代表理事 築城由佳)が所属しているACCSJ主催の国際シンポジウムがあり、以下の講演を聴講しました。
「子どもアドボカシーと日本の現状について」大阪公立大学 伊藤嘉余子氏
「親の別離における子どもの意義ある意思決定参加・その重要性と実現に向けた課題」ケンブリッジ大学 ジャン・ユーイング氏
「子ども交流センターにおけるライフ・ストーリー・ワーク」ポーラ・ヒギンズ
アドボカシーとは、「擁護」「支持」を意味する言葉であり、特定の問題に関して社会的弱者の権利を保護したり、主張を代弁したりする際に使用されます。声を聞くことだと思われがちですが、そうではなく、様々な権利を擁護していくことで、その際に決めつけてはいけないから、声を聞こうということになった、ということでした。
↓この言葉が刺さりました。
大人は子どもの気持ちをきいてくれるけど、意見は、きいてくれない
「きく」には、以下のような種類があることを学びました。
聞く(hear)
聴く(listen) 謙虚にきく
訊く(ask) 共感し理解する
効く(effect) 自分事にする
利く(work) 意思実現
子どもにとって、意思実現になってこそ、「意見をきいて(利いて)くれた」ということなんですよね。
大人は、つい将来の子どものことを考えがちなんですが、
子どもは未来を生きているのではなく、今を生きているんだ、今が幸せであるように
子どもアドボカシーをしていきましょう
というお話もありました。
海外では、両親の調停に子どもの同席が認められたり、面会交流に関してはまず子どものとミーテイングを行ってから、親とのミーテイングを行うなど、日本とは違いが多く、日本はまだまだ子どもより大人が優先であることを感じました。
こういう日本の状況に不満を唱えるより、今できる役立つことをしたいので、まずは自分が子どもアドボカシーについても学んでいくことにしました。
面会交流支援の現場にも必要な時もありますし、相談所に申し込まれるご相談やカウンセリングはお子様がいらっしゃるご夫婦が多いので、パパママが子どもの意見を「利く」ことができるアドバイスもできたらと思います。
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