今一度、幸せについて考えてみました

先日、ある番組で紹介されてた絵本の中で、とても印象に残った絵本がありました

一冊は『おおきな木』


少年がいつも大きなりんごの木の下にやってきて、遊びます。
木はとても幸せでした。
ずっと仲良しだったりんごの木と少年。ですが、少年が成長していくにつれてりんごの木には会いに来なくなりました。大きくなった少年がりんごの木に会いに来ましたが「おかねがほしい」と言います。りんごの木はお金の代わりにりんごを全てあげました。月日が流れ、少年は大人になりました。りんごの木に「家がほしい」「船がほしい」と言い、少年が大好きだったりんごの木はよろこんで枝や幹を差し出し、ついには切り株だけになってしまいます。さらに年月が過ぎたある日、年老いた少年がやってきました…
先日のテレビで朗読されていて、涙があふれました。

とても興味が出たので、調べてみました。

『おおきな木』は、1964年にアメリカで出版されました。
作者はシェル・シルヴァスタイン。
原題は『THE GIVING TREE』です。

原題からも、内容からも、親が子どもに与え続けるような無償の愛を感じますが、
なんだかそんな言葉ではすまないようなもっと深いものがありますよね

この『おおきな木』は、篠崎書林から本田錦一郎さんの翻訳で出版されていたそうです。
本田錦一郎さんが亡くなり、出版社が出版を続けることができなくなったという事情から、村上春樹さんによる新訳版が生まれたということです。

この本田錦一郎さんと村上春樹さんの翻訳では、内容がだいぶ変わってきます。
木が少年に船をつくるための幹を与えてしまった場面で、英語版では

”And the tree was happy…but not really.”

となっています。
村上春樹さんの新翻訳では、

「それで木はしあわせに・・・なんてなれませんよね。」

となっているんです。
本田錦一郎さんの旧翻訳では、

「それで木はしあわせだった。だけど それは ほんとかな。」

と訳しているんですね。
ここをどう解釈するかは、読む人によって違いますね。
あなたなら、どう解釈されますか。

この木のしあわせ、この少年のしあわせとは

読み聞かせの動画を見つけました。
こちらです
https://youtu.be/0xIp-5i6x7E

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