専業主婦か、共働きか、社会の情勢が答えではなくあなたの家庭で考えましょう。
2024/12/12
結婚も離婚もあなたの幸せのために、ながはまふみこ幸せ相談所です。
実は、私は結婚したら、働かないぞ~と思っていたんです。
それは、結婚するなら高収入の男性と結婚するぞ~ということでなく、3回離婚した母を見ていると、妻は夫より経済力を持つと夫婦関係が崩れるんだという認識を持っていたからです。
母の3回の離婚理由はそれぞれ違いますが、大まかにみると、私にはそう感じられました。
なので、石橋をたたいてたたいて自分で叩き割ってきた私が、夫と結婚を決めた時も、それまで営業していた喫茶店をたたみました。
母には、
「結婚しても何があるかわからないから、店をつづけた方がいい。」
と何度も言われましたが、母の言葉は、まるで、いつでも離婚できるように自立しておきなさい、と私には受け取れました。
当時、営業時間を短くしていたと言っても、大阪の八尾で朝5時半から晩7時まで営業していましたから、生駒市の家から通うとなれば結婚生活との両立は実質無理、私は夫の世話をしたいし、家事育児が満足にできないと夫婦関係はうまくいかない、ということも思っていました。
母の2回目の結婚時は、義父が転職が多く落ち着かないために母はとにかく仕事が忙しくて家事育児は私の負担が大きかったんですね。
私にとっては17歳離れた可愛い妹の世話も楽しかったし、ごはんづくりも嫌ではなかったし、後々の私にとってはありがたいことにはなりましたが、義父にとっては不満だったかもしれない、とも考えたからです。
いろんなことを踏まえて、私の中には円満な結婚生活を送るための確固たる法則ができあがっていました。
①結婚したら、妻の収入は夫の収入より低い方が良い。
②結婚したら、妻が家事育児をする。
だから、
「絶対に、私は専業主婦になる。」
それは、まるで円満な結婚生活のお守りみたいなイメージを持っていました。
ところが、私は、だんだんとにかく社会に出たい、働きたい、という思いがふつふつとわくようになり、長男が幼稚園に入ったタイミングで、パートに出ました。
母には、
「文子はあれだけ働かないと言っていたのに、自分の店を捨ててまで専業主婦になるんだと言っていたのに、今頃、よそに使われて働くなんて、」
とは責められましたが、なんと言われようと、とにかく働きたかったんです。
もちろんママ友はいましたし、学校時代の友人にも会いましたし、園や学校の委員もしていましたから、社会と断絶していたわけでもありません。
ところが結婚後に働くことで、だんだん私の認識は変わっていきました。
夫は家事育児を手伝う感覚ではなく、結婚生活はふたりで居心地よくしていこうという意識があったことも大きかったと思います。
そして、友人の男性から、まだまだ子どもの教育費が必要な時期に自分が病気になり、身体を労わりながら、週3日仕事をしていても気にしないで生活できているのは、妻がしっかりと仕事をして収入を得てくれているからだ、という話も聴きましたし。
そう、結婚しても何があるかわからない、という意味は、妻が働いていれば、夫婦助け合えることもできる、ということですよね。
専業主婦が共働き主婦を越えてきたのは、私が結婚した1992年ごろですね。
資料出所 総務省統計局「労働力調査特別調査」、総務省統計局「労働力調査(詳細集計)」
- 注1 「専業主婦世帯」は、夫が非農林業雇用者で妻が非就業者(非労働力人口及び完全失業者)の世帯。2018年以降は夫が非農林業雇用者で妻が非就業者(非労働力人口及び失業者)の世帯。
- 注2 「共働き世帯」は、夫婦ともに非農林業雇用者の世帯。
- 注3 2011年は岩手県、宮城県及び福島県を除く全国の結果。
- 注4 2018年~2021年は2020年国勢調査基準のベンチマーク人口に基づく時系列接続用数値。
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共働きが増えた理由としては、性別役割分担意識に疑問を感じ、性別ではなく個人の特性に応じてキャリアを選択するようになった価値観の多様化、バブル崩壊により世帯主の所得が低迷したこと、女性活躍を推進する企業が増えたこともあります。
振り返ると、私の持っていた考えは、なんと時代錯誤な話、と思うでしょうが、ほんの30年前の話です。
生育環境は、大人になってからの男女関係、夫婦関係に多かれ、少なかれ影響を与えるという意味は、両親が円満、不仲、離婚に関わらず、自身の思考フィルターを創っていく、ということです。
離婚家庭に育った子どもが結婚しても離婚しやすい、というデータがさもあるかのように無責任きわまりないことを言う方がおられますが、そういうことを言っているわけではありません。
だから、結婚前に、お互いの生育環境を聴いて話し合っておくことはとても大切です。
相手の学歴が・・・職業が・・・親の学歴が・・・親の職業が・・・
という表に出ているところは皆さん結構意識なさいますが、どこが違って、何に気をつけないとならないのか、をお互いに知る事。
専業主婦がいいのか、共働きがいいのか、あなたの家庭にはあなたと一緒に考えて選択肢がありますから、ぜひお問合せくださいね。
そして、結婚前の方にお相手紹介はしておりませんが、恋愛中、結婚相手のことでお悩みの方もご相談くださいね。
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